MMSで配信されるコンテンツは、大きく2種類に分類できます。一つは、プリレコーデッド(あらかじめ記録済みのビデオクリップ等)で、もう一つはライブコンテンツ(放送形式)です。
Ver 1.3 の出荷時の設定では、Spider でライブコンテンツは記録しない設定になっています。
これは、ライブコンテンツの記録の場合は人が記録の開始と終了を決めてやる必要があるため、
開始アドレスだけ指定して、後は自動的にファイルを収集するというこのソフトウェアの通常の操作方法
では、いつまでも記録し続けるおそれがあるためです。
Ver 1.3.4 以降では、ライブコンテンツ保存用に
Arachnid ASF
を同梱しています。Spider のメニューから、ツール→ Arachnid ASF で起動して使うことができます。ライブコンテンツ用にはこちらがおすすめです。
Spider でライブコンテンツを記録できるように設定を変更するには以下の手順で行ってください。
Ver 1.3.3 以降をお使いの場合
オプション→環境→MMSで配信されているライブコンテンツを保存する をチェックしてください。
Ver 1.3.2 をお使いの場合
- Spider をインストールしたフォルダにある Spider.ini をメモ帳等で開きます。
- accept_broadcast=0 となっている行の 0 を 1 に変更して accept_broadcast=1 に書き換えます。
- Spider.ini を上書き保存します。
- Spider が起動済みの場合は、一旦終了させて再起動します。
これで、ライブコンテンツも記録できるようになります。
ライブコンテンツの記録は、普通にファイルをダウンロードするように開始アドレスに URL を入力して、
GO ボタンで処理を開始します。
ライブコンテンツを記録を開始すると、スレッド表示のサイズ欄に Live と表示されます。
記録を停止するには、表示をスレッド表示にして、処理スレッドの ID にマウスのポインターを当てて、
マウスの右ボタンをクリックすると、以下のようなメニューが表示されます。

ここで、 記録終了/ファイルは保存 を選択して、記録を終了させます。
Ver 1.3.3 以降ではライブコンテンツの場合でも、Stop ボタンが押されても停止します。
Ver 1.3.2 以前ではStop ボタンが押されても停止しませんので注意してください。
また、ライブコンテンツの場合でも、番組の切れ目にサーバがデータの終端信号を送ってくる場合があります。この場合、その時点で記録は終了します。